事業再構築補助金第11回公募 採択結果について
経済産業省は、2024年2月24日に事業再構築補助金第11回公募の採択結果を発表しました。今回の公募には9,207件の応募があり、2,437件が採択されました。採択率は約26.5%で、前回公募(約28.4%)よりも若干低くなっています。
1. 今回の傾向
今回の公募では、以下の傾向が顕著でした。
-
製造業、卸売・小売業、建設業の採択率が高い
業種別に見ると、製造業、卸売・小売業、建設業の採択率が高く、特に製造業は全体の約4割を占めています。これは、これらの業種において事業再構築のニーズが高いことを示唆しています。
-
地方への移転・進出を伴う事業計画が多い
地域別に見ると、地方への移転・進出を伴う事業計画が全体の約2割を占めていました。これは、政府による地方創生への取り組みが奏功していると考えられます。
-
事業再構築計画の質が向上している
全体として、事業再構築計画の質が向上しており、特に「事業の強み・独自性」や「収益性の向上」といった項目において高い評価を得ている案件が多かったようです。
2. 次回の予定
第12回公募の受付時期は現時点では未定ですが、2024年夏頃を予定しているとのことです。最新情報は経済産業省のホームページで確認できます。
3. まとめ
事業再構築補助金は、事業の成長や新たなチャレンジを支援するための重要な制度です。次回公募への応募を検討している方は、今回の傾向を参考に、質の高い事業再構築計画を策定することが重要です。